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上級ウェブ解析士になってみたけど、解析だけじゃない知識がたくさん得られた

 
Writter:山田 修史
2023.12.13
電球が光ってデジタルマーケティングの内容などをひらめいたようなイラスト

今回はウェブ解析士として運用サポート担当の私のお話。

これは「WACA Advent Calendar 2023」の13日目の記事です。

昨日は芹澤和樹さんの「まだ早いけど解析士23年振り返り」でした。

私は民間資格ですが上級ウェブ解析士を取得してます。

それを活かしてクライアントのウェブサイトの運用サポートをしています。

上級ウェブ解析士として受けたインタビュー動画もよろしければご覧ください。

資格を活かす際に取り入れたい考え方などについて話させていただきました。

ローカルビジネスのウェブサイトは解析より運用

上級ウェブ解析士の資格を持っていますが、実際の業務ではウェブ解析をあまり行っていません。

それでも、解析の方法や知識は常に更新されているため、最新の情報を追いかけ、学習を続けています。

ウェブ解析士とは

昨今のマーケティングにおいて、インターネットを使わない選択肢はありません。アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材、それがウェブ解析士です。

ウェブ解析士は、ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断ができるスキルを習得することを目標としています。

https://www.waca.associates/jp/course/wac/

上級ウェブ解析士とは

デジタルマーケティングの「実践者」

上級ウェブ解析士は、ウェブ解析やデジタルマーケティングの応用知識を習得し、データを正確に把握して、企業の経営課題にまで踏み込んだKPIの設計から、デジタルマーケティング施策の立案と運用管理ができる「実務家」です。

https://www.waca.associates/jp/course/swac/

Googleアナリティクスのデータを分析し、数字を向上させている職種のように見られがちですが、実際には主に数字の確認に使用しています。

クライアントの規模にもよりますが、私たちの会社では、地元のビジネスや地域密着型の企業が多いです。例えば住宅リフォーム店などです。

このような企業の場合、Googleアナリティクスを使用して運用サポートに取り組む際、ウェブサイトのセッション数は多くても300〜800程度です。

当然、コンバージョン数も少なく、場合によってはゼロもあり得ます。

最近ではフォームを通じた営業が増えており、フォーム送信後のサンキューページをコンバージョンとして計測している場合は、実際の問い合わせ内容が成約に連動しているとは限らないため、実際の問い合わせ数は不明です。

そのため実際の商談につながる問い合わせ数は、クライアントに確認しないと分かりません。

セッション数が少なく、有意差があるのか単なる誤差なのか、また本来のコンバージョン数が不明なため、Googleアナリティクスのデータの正確性に疑問があり、データを見ても詳細が把握しにくい状況です。

施策の確認にGoogleアナリティクスを使う

とあるクライアントさんの実際の数値です。

許可をいただきました。

2021年頃はセッション数300~500くらい

とあるクライアントの2021年のアクセス推移

2023年はセッション数1000~1500くらい

Googleアナリティクスを確認する際、基準値などを参照しながら数値を見ることもありますが、主に施策を実行した後、目標とする指標がどの程度変化したかを記録し、確認しています。

普段行っている運用サポート

小規模なウェブサイトの場合、情報量が不足していることが多く見られます。

ユーザーが求める情報が掲載されていないため、まずは必要な情報をウェブサイトに載せることから始めることが一般的です。

私たちはクライアントにヒアリングを行い、そのウェブサイト上にクライアントの情報が適切に表示されているかを確認し、コンテンツを充実させています。

弊社の契約プランにもよりますが、定期的にミーティングを実施しています。

また、兼業でウェブサイトの担当をする方が多いため、業務の負担がないような環境を整えることやペース感も重要です。

各会社や担当者には得意・不得意があるため、無理なく運用できるよう、優先的に取り組むべき事項を選定しています。

ローカルビジネスの運用サポートは幅広い知識が必要

このような時に役立つのが、ウェブ解析士のセミナーやデジタルマーケティングの情報、そして同じ規模のクライアントを持つウェブ解析士の仲間との情報交換です。

大手企業のセミナーやカンファレンスでは、企業規模が大きすぎて直接応用できないことも多いですが、自分たちの規模に合った情報を得ることができます。

ウェブサイトの運用だけでなく、SEO対策、ウェブ広告、SNS運用、そしてアナログ媒体(チラシや看板)の活用など、幅広いマーケティング知識が必要とされます。

チラシの作成や配布地域の調査なども行っています。

一つの分野を深く追求する専門家ではありませんが、クライアントに必要な施策をデジタルとアナログの両面から選択し、提案することができます。

ホームページ制作会社の運用サポートとしては、珍しいタイプだと思います。

「困った時はあの人に聞けばいい」と思ってもらえるよう、これからも学習と実践を続け、適切な回答ができるように努めます。

また、私たちのチームメンバーにも知識を共有し、より多くのクライアントの困りごとに対応できるようにしていきたいです。

弊社では、デジタルマーケティングを体系的に学び、クライアントに役立つ実践的な知識を得ることができるため、ウェブ解析士の資格取得を推奨しています。

今後、複数の社員がこの資格を取得する予定です。

明日は、ぎんた@Web集客支援さんの「ウェブ解析士の勉強をしたら解像度が上がった話」です。お楽しみに。

追記

2024年の「WACA Advent Calendar 2024」の10日目の記事に参加をして、この記事の1年間のデータを振り返って少しリライトしています。

良ければ下記も合わせてお読みください。

1年前の記事をデータで振り返る。数字でみた解析結果とその考察

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