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ホームページ制作におけるドメインの役割と選び方

 
Writter:LCT 編集部
2024.03.22
ホームページ制作におけるドメインの役割と選び方

ホームページ制作をするにあたり、まずはドメインの取得について検討している人も多いのではないでしょうか。しかし実際に習得しようにも、どのようなドメインを取得すれば良いのか疑問に思うことも多いかと思います。

ドメインは、ホームページ制作において重要な役割を持っています。

一度取得すると変更できないため、きちんと理解しておく必要があります。

この記事でドメインの役割について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ホームページ制作とドメインの基礎知識

ホームページ制作とドメインの基礎知識

まずは、ホームページとドメインの基礎知識について解説します。

下記の内容についてまとめているので、ドメインについてあまり詳しくない方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • ドメインはインターネット上の「住所」
  • ホームページが表示される仕組み

ドメインはインターネット上の「住所」

ドメインとは、ホームページのURLにおける、インターネット上の「住所」に相当します。

この住所を通じて、人々は世界中どこからでもあなたのホームページにアクセスできるようになります。

例えば、「https://example.com」の「example.com」部分がドメイン名にあたります。

また、独自ドメインを持つことで、ブランドや企業の信頼性を高めることができます。

ホームページが表示される仕組み

ホームページ制作において、ドメインはインターネット上の「住所」のような役割であると前述しました。

しかし、ドメインを取得するだけでホームページが表示されるわけではありません。

ドメインとあわせて必要となるのが「サーバー」です。

ドメインを「住所」だとするのであれば、サーバーはインターネット上の「土地」に該当すると言えるでしょう。そこに建てられている「家」に当たるのが、表示されているホームページです。

利用するサーバーはサイトのパフォーマンスや信頼性に直結するため、非常に重要です。

【注意】ドメインの種類によって取得条件あり

【注意】ドメインの種類によって取得条件あり

ドメインにはgTLDccTLDなど、いくつかの属性があります。またドメインによっては、取得条件があるドメインとないドメインがあります。

ドメインの種類について、下記で解説しています。

取得条件のあるドメインの例

ドメインの種類によっては、特定の条件を満たさなければ取得できないものがあります。

例えば、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)では、その国に実際に住んでいるか、ビジネスを展開していることが求められる場合が多いです。また、特定の業界向けに設定されたドメイン、例えば「.bank」や「.law」などは、関連する業界の認証を受けた事業者のみが申請できます。

これらのドメインは、特定の信頼性や権威性を示すために制限が設けられているのです。

ドメイン取得条件
.co.jp日本に登記している企業が取得できるドメイン株式会社、合同会社、有限会社など
.ne.jp日本国内のネットワークサービスの提供者が取得できるドメインインターネットプロバイダなど
.or.jp日本国内の特定の法人組織が取得できるドメイン社団法人、医療法人、財団法人など
.go.jp日本国の政府機関が取得できるドメイン独立行政法人、各省庁所轄研究所など
.ac.jp日本国内の学校が取得できるドメイン大学、高等専門学校、職業訓練校など

取得条件のないドメインの例

一方で、取得条件のないドメインも多数存在します。

一般的なトップレベルドメイン(gTLD)である「.com」、「.net」、「.org」は、個人でも企業でも利用目的に関わらず、誰でも登録することが可能です。

これらのドメインは非常に汎用性が高く、様々なウェブサイトで利用されています。また、「.info」や「.biz」などの新しいgTLDも、特別な取得条件なしで申請できるため、プロジェクトに合わせて自由に選ぶことができます。

取得条件がないため、これらのドメインは手軽に取得でき、幅広い用途に対応しています。

ドメイン概要取得条件
.com商用を意味するドメインなし
.netネットワークを意味するドメインなし
.org非営利組織用を意味するドメインなし
.biz商用を意味するドメインなし
.info情報提供を意味するドメインなし

独自ドメインの取得方法とメリット

独自ドメインの取得方法とメリット

ドメインを取得する際は、独自ドメインを取得することをおすすめします。

「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の違いについては下記のとおりです。

独自ドメインhttps://〇〇〇.com 〇〇〇の部分を好きな文字列で指定できる
共有ドメインhttps://〇〇〇.▲▲▲.com 〇〇〇の部分は指定できるが、▲▲▲の部分はサービス提供者が定めた文字列が入る。

独自ドメイン取得の流れ

独自ドメインの取得は、ホームページ制作の初期段階で行うべき重要なステップの一つです。

まず、希望するドメイン名が利用可能かどうかを確認します。これは、ほとんどのドメイン登録業者のサイト上で行えます。

利用可能であれば、ドメイン名を選択し、登録手順に沿って契約を進めます。登録手順には、登録者の情報を提供し、登録期間を選択し、支払いを行うなどの手続きがあります。

独自ドメインを取得する際には、プライバシー保護オプションや自動更新機能の利用を検討してください。

独自ドメインの利点とSEOへの影響

独自ドメインを持つことには多くの利点があります。

例えば、ブランドの信頼性と専門性を高めることができ、覚えやすいアドレスを通じて訪問者にイメージ付けができるでしょう。さらに、独自ドメインはSEO(検索エンジン最適化)にも大きな影響を与えます。

検索エンジンは、独自ドメインを持つWebサイトをより信頼し、関連する検索クエリに対して上位に表示する傾向があります。

適切なドメイン名は、キーワードの観点からも有利であり、検索結果での可視性を高めることができます。

独自ドメインの選択と管理においては、長期的な視点を持ち、ブランド戦略に沿った名前を選定することが重要です。

セキュリティと信頼性の確保

セキュリティと信頼性の確保

ホームページ制作を行うにあたり、優先的に考慮すべきことが「セキュリティ」面です。

セキュリティ対策されていないホームページは、インターメット上で攻撃されるリスクが高まるだけでなく、訪れたユーザーにも影響するため注意が必要です。

SSL証明書でホームページの安全性を高める

SSL証明書は、ホームページとユーザー間の情報を暗号化することで、データの安全性を保証します。

この証明書を使用すると、ウェブサイトのURLは「http」から「https」に変わり、ブラウザに鍵や錠前のアイコンが表示されるようになります。

これにより、訪問者はサイトが保護されており、個人情報やクレジットカード情報などの送信が安全であると認識できます。

SSL証明書は、Webサイトの信頼性を高めるだけでなく、検索エンジンのランキング向上にも貢献するでしょう。

ホームページ制作で考慮すべきセキュリティ対策

ホームページ制作時には、SSL証明書の導入以外にも、多層的なセキュリティ対策を施すことが重要です。

定期的なソフトウェア更新とパッチ適用は、セキュリティ脆弱性を防ぐ基本的な手段です。また、強力なパスワードポリシーの実施、二要素認証の活用、不正アクセス検出システムの導入など、多方面からWebサイトを守ることが求められます。

ユーザーからの信頼を得るためには、セキュリティとプライバシー保護に対する取り組みを明確にし、適切な対策を講じることが必須です。

まとめ

ホームページ制作において、ドメインはWebサイトの存在を示す重要な要素です。

ドメイン名はインターネット上での「住所」として機能し、訪問者がWebサイトにかんたんにアクセスできるようにします。

ドメインの選択には、取得条件があるものとないものがあり、プロジェクトのニーズや目的に合わせて適切なドメインを選ぶことが重要です。また、CMSの利用やレスポンシブデザインの採用、セキュリティ対策の実施といったホームページ制作の各段階においても、ドメインは中心的な役割を担います。

この記事が、適切なドメインを取得できるような参考になれば幸いです。

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