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ホーム » コラム » 中小企業のホームページの運用改善アイデア » お問い合わせが来ている塗装会社のホームページの特徴
目次
山田修史です。
福岡市のホームページ制作会社リクトに所属してホームページの運用のアドバイスやサポートをやっています。
小さな会社のHP改善案シリーズです。
今回は、お問い合わせが来ている塗装会社のホームページの特徴です。
クライアントの塗装会社さまのGoogleアナリティクス約20社分を集計してみました。
お問い合わせが来ている塗装会社のホームページの特徴をGoogleアナリティクスからみていきます。
お問い合わせがきているホームページの特徴を知ることで、自社の改善に役に立ちます。
塗装会社の数値をまとめていますが、見積もりを出す会社さまに共通する内容です。
対象者
貴社のアナリティクスの数値と比べてみてください。
Googleアナリティクスで、「目標」は設定されていますか?
目標設定をすることで効果測定ができますし、お問い合わせしてきたお客さまの動きがわかります。
Googleアナリティクスはお客様のホームページ上の行動結果を数値化してくれます。
ただし、行動を促した気持ちまではわからない。
Googleアナリティクスは数値をみて良し悪しを判断しないといけません。
ただ見ているだけではいいのか悪いのかがわかりません。
判断には基準値または参考値が必要です。
そこで平均値データをひとまずの基準値とすることで、その数字をめざして改善をしていく。
関係者のアクセスなども集計されてしまったり、会社の方針や規模、集計期間で数字にブレはありますが参考にできる数字です。
塗装会社約20社分のサイト全体の平均値データです。
2.28
セッションとはホームページの訪問の事、アクセスといったほうがわかりやすいかもしれませんね。
ページ/セッションとは、1回の訪問時に何ページを見ているかの値。
あまり見られていないのがわかりますよね。
少ないところで1.43、多いところで4.18でした。
役に立つホームページは関連する情報がおおく、訪問者にとって魅力的であると評価されます。
ホームページ内の回遊性を高めて数字を大きくする必要があります。
6分43秒
セッション時間とは、1回の訪問時の滞在時間のことです。
比較的多い印象になりますが、短いところで39秒、多いところで 18分19秒です。
数字が多いとホームページ内に滞在している時間が長いので、他社と比較されたときに印象に残りやすいです。
回遊性を高めたり、熟読してもらうようにしたりして滞在時間を延ばす必要があります。
66.37%
直帰率とは訪問したページ以外に移動せずにブラウザのタブを閉じた、または他のサイトに移動した率です。
すなわち、サイト全体の訪問したページのみしか見ていない率です。
低い会社で45.51% 多い会社90.45%です。
ホームページの構成とのバランスによって数値がかわってきます。
ブログやコラムなどのコンテンツの更新が多いとこの数字が高くなりがちです。
コンテンツがあまり多くないのに直帰率の数字が大きいと問題があります。
直帰率の数字が減ると、ページ/セションや平均セッション時間の数値が改善されます。
直帰率の数字を減すためには、次のページにどうやって移動させるかということです。
直帰率の数字を低くする必要があります。
43.64%
TOPページ直帰率とは、TOPページのみの直帰率です。
ホームページの構成のバランスによって数値がかわってきます。
TOPページから見始めるユーザーが、他のページに移動せずにそのまま帰ってしまっている、目的の内容のページに移動しなかったということです。
ページの移動を促しているメニューの文章や配置に問題がないか確認してみましょう。
会社が伝えたいことを優先して上にしていませんか?
お客様が知りたいことがページ下部になっていませんか?
低いところで10.87% 多いところで60.28%です。
一般的には40%台以下が望ましい数値です。
お問い合わせしているユーザーとお問い合わせしていないユーザーを、比較してお問い合わせにつながりやすい数値の参考をしましょう。
お問い合わせをしたお客様 57.88%
お問い合わせをしていないお客様 50.12%
モバイルでの見え方や操作のしやすさが大事。住宅塗装がメインであればモバイル率が高くなる傾向がありますが、工場やマンションなどは会社から閲覧するでPCも重要です。
お問い合わせをしたお客様 5.10
お問い合わせをしていないお客様 2.27
お問い合わせしたお客様のほうがページをよく見ている。
これはどのホームページでも同じ傾向です。
ページ数がたくさんあっても実は、これくらいしか見られていないです。
お問い合わせをしたお客様 10分12秒
お問い合わせをしていないお客様 4分32秒
ホームーページ内をよく探して、良く読み込んでいることがわかります。
クライアントさんから「ホームページからくるお客さんは中身をよく読んできるている。」といわれることが多いです。
お客さまは納得するまで見られています。
お問い合わせをしたお客様 20.72%
お問い合わせをしていないお客様 68.43%
お問い合わせをしたお客様 12.76%
お問い合わせをしていないお客様 47.34%
ページの構成などが各社ちがっていたりするので、ページ内容をおおまかにわけて集計しています。
1位 TOP
2位 お問い合わせ
3位 会社案内
4位 施工例(お客様の声)
5位 ブログ(現場日記)
6位 コラム
7位 よくある質問
8位 おススメの塗料の種類
9位 料金表
10位 施工の流れ
上記ページは力をいれるべきページです。
それぞれのページには役割があります、大まかに分けると2つの役割です。
集客を高めるページと成約率を高めるページです。
ホームページ全体の50%以上のセッション(アクセス)を集めます。
サイトによっては70%越えとかもあります。
SEOを意識した文章が必要です。
集めてきたお客さまに会社を信用してもらうためのページです。
TOPは、集客と共感どちらもはいります。
ほとんどのお客さまは、どこに頼んでいいのかわからない、失敗したくないという不安をもっています。
信頼、安心してもらうことが必要で、そのような情報を充実させるべきページです。
要約するとモバイルでみやすい、しっかりと読まれる複数のページづくりが必要です。
集客をするためにブログやコラム、情報追加を継続する。
信頼、安心してもらうためのページを、充実をしましょう。
たとえば、
会社案内には、
よくある質問は、
追加更新をしていきましょう。
よく聞かれることや、お問い合わせがあったときや打ち合わせ時に質問されたことを反映していきましょう。
次第に会社の個性がでてきます。
会社案内やよくある質問は、ホームページ公開してから1回も更新をしたことがないという会社さまも多いと思います。
この機会に見直してみてはいかがでしょうか?
今回は塗装会社のお話でしたが、一般消費者に見積もりを出す会社さまにも役に立つはずです。
この情報があなたのホームページの改善につながれば幸いです。
定期的に具体的な事例をみたり、アドバイスをしてほしいという運用サポートのご相談もお待ちしています。
株式会社リクト プランニング部 マネージャー山田 修史
WACA 認定 上級ウェブ解析士「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
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