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ホームページ制作における提案書|受注につながるコツを徹底解説

 
Writter:LCT 編集部
2023.02.17
ホームページ制作の提案書

「自社サイトを作りたい・リニューアルしたい」

このように考えている方は多いです。しかし、そのような方に向けてどのような提案書を作れば良いのか悩む担当者も多いのではないでしょうか。

この記事では、どのような提案書を作成するべきか悩んでいる方に向けて、クライアントの心に刺さる提案書の作る方をご紹介できればと思います。

ぜひ、この記事を参考にホームページ制作における提案書の作り方を学んでいただけたらと思います。

提案書の必要性

提案書は、上司や会社にホームページ制作・リニューアルの必要性を理解してもらうために必要なものです。

普段からWebサイトの運用などに携わっている人は、日頃の業務を通して制作もしくはリニューアルする必要性を実感できるでしょう。しかし、Webサイトの運営に関与していない他部署や異業種のクライアントなどは、必要性を見出せない人が多いかもしれません。

そのような時に口頭で伝えるのではなく、わかりやすい提案書があれば伝わりやすくなるのではないでしょうか。

そのため、わかりやすい簡潔な提案書を作る必要があります。普段サイト運営に関わらない人たちにも必要性などをわかりやすく伝えるためにも、提案書はとても大切な判断材料となるのです。

提案書の作成前に準備すること3ステップ

提案書の作成前に準備すること

では、提案書の作成前に準備することを見ていきたいと思います。

  1. 目的を整理し明確にする
  2. 現状の課題を整理し明確にする
  3. メリットがコストを上回るかを吟味する

それぞれ、順に解説していきます。

1.目的を整理し明確にする

提案書を出す時に何を伝えたいのかがわかっていなければ相手に伝わらないでしょう。
そのため、自分でどうしたいのかを決めてから伝える必要があります。

まずはどうしたいのか、なぜ提案書を書くのかを考えてみてはいかがでしょうか。

  • アクセス数を増やしたい
  • 会員数を増やしたい

このように大きな目標を立て、「なぜアクセス数を増やしたいのか」という目的を整理していくといいかと思われます。

まずは提案書を書く前にどのようにしたいのかを明確にする必要があるでしょう。

2.現状の課題を整理し明確にする

次に課題を整理し、明確にする必要があります。

先ほどのように「アクセス数を増やしたい」のであれば「なぜアクセス数が増やせないのか」ということを考える必要があるでしょう。

課題を整理していなければ、相手もなぜそうしたいのかがわからず伝わらないかと思われます。そのため、できるだけ細かく課題をあげていく必要があるでしょう。

まずは自分で今ある課題を整理してはいかがでしょうか。

3.メリットがコストを上回るかを吟味する

目的、課題ができれば最後の関門となるコストの問題です。

サイトの改善にはコストがどうしてもかかるでしょう。

そのコストを払っても、サイトを改善することでさらならメリットがあることがわからなければ了承を得られないかと思われます。

何も良いことがないのにわざわざお金を払うことをするでしょうか。

そのため、どのようにすることで結果、どういうメリットが得られるかをわかりやすく伝える必要があると思われます。

提案書の構成と流れについて

提案書の構成と流れについて

それでは実際に提案書の構成と流れについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

  1. 提案書の導入について
  2. ターゲットの定義について
  3. 方向性について
  4. 具体的なデザインやコンセプトについて
  5. 全体設計と施策について
  6. スケジュールとプロジェクト体制について
  7. 見積もりについて
  8. アペンディクス(Appendix)について

では、それぞれの流れについて解説していきます。

1.提案書の導入について

まずはどのようなものにしたいのか、ここがもっとも大事な部分だと思われます。

この提案書の企画の段階でどうしたいのかを明確にしていないと提案書があいまいになってしまうでしょう。

どうしたいのかをヒアリングし、掘り下げてしっかりと情報をまとめることが必要だと思われます。

できるだけ明確にしなければ伝わらずに提案書が通ることも難しくなるでしょう。まずはしっかり明確にしておく必要があるかと思われます。

2.ターゲットの定義について

次にターゲットを決める必要があります。

例えば、下記のような項目に当てはめてみると良いでしょう。

  • 年齢
  • 性別
  • 家族構成
  • 趣味など

ここまで詳しく必要なのかと思う方もいるかもしれませんが、詳しくすればするだけ提案書の伝わり方も変わってくるかと思います。

そのため、できるだけ掘り下げて細かく設定していきましょう。

またターゲットが決まれば必要なものを決めていくことができると思われます。

ターゲットを詳しく設定し、必要なものを提案書に盛り込んでいきましょう。

3.方向性について

先ほどのターゲットを決めることができれば、次は具体的にどのようなホームページにしていきたいのかの方向性を決めていきます。

ターゲットには何が必要なのでしょうか。

同じ競合他社を見てオリジナリティーを出す必要性も出てくるでしょう。

どのように作っていきたいかを決めていくといいかと思われます。

4.具体的なデザインやコンセプトについて

ここからは具体的にデザイン、コンセプトなどを考える段階に入ります。

テーマ、コンセプトですのでざっくりとどのような人に伝えたいかなどを考えてみましょう。

それにそってデザインも出します。

「このようなコンセプトのもと、このデザインにしました!」

このようにコンセプトも伝えることでデザインもわかりやすく理解してもらうことができるかと思われます。

5.全体設計と施策について

  • ターゲットの設定
  • 方向性
  • 具体的なコンセプト
  • デザイン

ここまで行ってきた上記の内容で十分かと思う方もいるかもしれませんが、ここからがまた重要なポイントとなります。

サイトの構成図・設計図

どのように導線を作り、メインとなるものは何になるのか、その説明をしているのはどの部分になるのか、このようにサイトの構成図、設計図を考える必要があるでしょう。

これがなければつながりのないホームページになる可能性もあります。

全体像をはっきりさせるには構成図、設計図が必要でしょう。

SNSツールの導入

最近はSNSを使っていろいろなことができるため、SNSを導入したいと思う会社もあります。

SNSと言ってもFacebook、LINE、Instagram、Tiktokといろいろありますが、SNSによりユーザー層、属性も特徴的でしょう。

LINEであればどのように運用したいのか、ソーシャルリクルーティング施策など活用方法はさまざまだと思われます。どのSNSを使いたいのかを聞き、導入したほうがいいSNSを選ぶのがいいでしょう。

6.スケジュールとプロジェクト体制について

スケジュールはしっかり立てる必要があるでしょう。

もしスケジュールを決めていないとダラダラとしてしまい、結果ホームページ制作ができないということもよくあることです。

またスケジュールと同時に、プロジェクト体制も提案書に書くことを忘れないようにしましょう。

例えば下記のような内容が考えられます。

  • プランナー
  • ディレクター
  • クリエイター

他にもたくさんありますが、このように役割を決めたほうが作業も進みやすいと思われます。

誰にどこをお願いするのか、また分からない時は誰に相談をすればいいかがわかりやすくなるのではないでしょうか。

7.見積もりについて

提案書の内容を確認し、検討してもらい最終的な予算を検討していただきましょう。

  • 企画側が複数パターンを提出する
  • 予算によりお見積りを作成する
  • 予算が決まっていない時は要件定義からお見積りを作成する

このように見積もりの仕方もさまざまあるでしょう。

どのようにするかは要相談ではないかと思われます。

8.アペンディクス(Appendix)について

最後にアペンディクス、付録となる企画です。

提案書の内容に少し+αで付け加えるといいでしょう。

  • 予算外のオプションの提案
  • 集客のための広告施策
  • 多言語対応、アクセシビリティ対応

このように少し付け加えてもいいかと思うものも提案書に盛り込むのもいいかと思われます。意外に受け入れ、喜んでもらうこともあるでしょう。

提案書を作成する時のポイント3選

提案書を作成する時のポイント

提案書を作成するときのポイントは次の3つがあります。

  • 説明文は短く・ポイントを絞る
  • 表やグラフでわかりやすくする
  • ターゲットに対するアピール方法を具体的にする

上記3つについて、詳しく解説していきます。

1.説明文は短く・ポイントを絞る

提案書で伝えたいことが多いあまり説明が長くなる人もいるかと思われます。

しかし説明が長くなると読む側も大変であり、読むのを途中でやめてしまうこともあるでしょう。

そのため、箇条書きで本当に伝えたいことを説明するのがポイントです。

2.表やグラフでわかりやすくする

伝えたいことが増えていくと文章だけではとても難しくなるでしょう。

そのような時は、表やグラスを使って視覚的に表すことで分かりやすくなるかと思われます。

パッと見たときにわかりやすい、というのも重要な点ではないでしょうか。

3.ターゲットに対するアピール方法を具体的にする

ターゲットを決めるのもとても重要です。そのターゲットに何を伝えたいかを考えていきましょう。

例えば、ターゲットが商品の使用方法を知りたいと考えていた時は商品の使用方法を説明した動画を設置するのもいいのではないでしょうか。

ただ、アピール方法によってはコストがかかる場合もあるかと思われます。

まずは予算、スケジュールなどを考えて実行できるかを決める必要があるでしょう。

提案書を作成する際の注意点

提案書を作成する際の注意点

提案書作成にあたって、注意点が3つあります。

  • 聴き手が知りたいことを早く伝える
  • 目的・課題は数値で伝える
  • 専門用語をあまり使わずに伝える

上記3つをご紹介していきます。

聴き手が知りたいことを早く伝える

ホームページリニューアルの提案書では聴き手が最も知りたいことを早く伝えるといいかと思われます。

人の集中力はあまり続かないため、できれば短く1スライド1分を目安にするといいでしょう。

提案書の中身が多くなりそうな時は伝えたい事をはじめに持ってくる方が伝わりやすいと思われます。

目的・課題は数値で伝える

目的や課題を数値で伝えることも大切な点となります。

例えば「ホームページのアクセス数が月千件です」「お問い合わせ数が月5件です」

このように具体的な二つの数値を聞き、考える事で今の問い合わせ獲得率が分かってきます。

このように提案書に客観的なデータを入れるとさらに伝わりやすいでしょう。

専門用語をあまり使わずに伝える

ホームページ制作には専門用語が出てくるかと思われます。その分野に強い人であれば問題なく読めると思われますが、全くその分野が始めての人はどうでしょうか。

おそらく専門用語が並んでしまうと意味がわかりにくく、読むのをやめてしまうことさえあるでしょう。

そのため、誰が見てもわかるよう専門用語をできるだけさけて記載する必要があるかと思われます。

提案書に役立つサイト

提案書に役立つサイト

では実際に提案書を書く時になって、どのように書いていけばいいのか悩む方もいるのではないでしょうか。

そのような時は実際に提案書が公開されているサイトを見るとわかりやすいと思われます。

  • alle(アレ)
  • SlideShare
  • Pintere

それぞれ、ご紹介していきます。

alle(アレ)

200以上の企画書や提案書が日本語で公開されているサイトです。

さまざまなものがある中で大手企業のプレゼン内容を紹介しているものもあります。

実際にどのようなものがあるのかを見ることで作ることが想像できるのではないでしょうか。
https://the.alleslide.com/

SlideShare

世界中のプレゼンや提案書が公開されている資料共有サイトです。

世界最大規模のビジネス向けSNS「Linkedln」が運営しているサイトとなります。

日本語の資料も多く公開されているほか、お気に入り登録ができるので気になった資料を保管することも可能です。お気に入りにいれたものはログインしない状態でも確認できます。

日本国内の提案書や企画も多くあるだけでなく海外の提案書などもあり、約1,800万以上公開されているでしょう。

検索をしてどのような物を作りたいか想像を膨らませることができるのではないかと思われます。

https://www.slideshare.net/

Pintere

SNS画像として有名なサイトです。

おしゃれな画像検索サイトですが、提案書をまとめたページもあります。

特にデザイン性が高いためデザインにこだわりたい人に必見のサイトです。

https://www.pinterest.jp/

まとめ

ホームページ制作において提案書を作成する前に必要な資料集め、どのように提案書を作っていくのかなど理解できたのではないでしょうか。

実際に自分ができるかどうか不安に思った方もいるかもしれませんが、1つずつ行えば問題なく提案書を作ることができるのではないかと思われます。

この記事が提案書に関しての疑問を1つでも解消できれば幸いです。

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