Zohoにますます期待！Inspire 2024参加レポート

2024年9月19日に開催された『Zoho Inspire 2024』と20日に開催された『ZOHO LICS 2024』に参加しました。
『Zoho Inspire』は、Zoho代理店が集まり、最新のソリューションや戦略、パートナーシップの強化について情報を得られる重要な機会です。弊社も代理店として、今後のビジネス展開に必要な知識やネットワーキングの機会を得るために参加してきましたので、その様子をレポートします。
昨年はインドで開催されましたので、当時の様子は「ZOHOのインド本社に行ってきました」をご覧ください。
Zoho Inspireは東京駅横のJPタワー ホール＆ カンファレンスにて開催されましたが、その道中、東京駅はZOHOの広告が溢れていました。

当日の内容

Zoho Japanのマニカンダン・タンガラジ社長やインド本社のプロダクト責任者、マーケティング責任者、開発責任者の方々から、Zoho Japanの取り組みや次世代型のCRMとしてZOHO CRM for Everyoneの発表、Zoho CRM カスタマイズ ＆ 導入事例、Zoho People ＆ Finance、代理店への支援やルール変更の説明、パートナー成功談の説明などが行われました。

日本での目標とこの一年の取り組み

日本市場において3年で3倍にするという目標が昨年インドで行われたZoho Inspireで発表され、順調にいけば今年の目標は達成されそうです。
この目標達成のため、代理店やユーザーサポートを強化する取り組みが進んでいます。たとえば、弊社にZOHO本社のエンジニアが来社したような活動もその一環です。
展示会やオフラインセミナー、オンラインウェビナーなどイベントも積極的に行っており、この一年で昨年の5倍のイベント数に増やしたそうです。
弊社もこの流れに乗せていただき、2024年10月30日、11月1日にマリンメッセ福岡で開催される「営業・マーケDXPO」のZOHOブースに出展いたします。

日本市場での普及支援

オンラインやオフライン（東京、大阪）でパートナートレーニングを強化していくことも発表されました。
ZOHOは非常に多くのツールを展開しており、開発スピードも速いため、新しい機能を把握するだけでも大変です。このため、パートナートレーニングは非常に貴重なサポートとなっています。
また、ZOHO CRMは日本市場向けに完全にローカライズされているわけではないため、Zohoマーケットプレイスで公開されている「エクステンション」という連携ツールが重要です。
「sansan」や「Freee」との連携エクステンションも公開されており、このエクステンションを2024年内に70、2025年末までには100以上に増やすという報告もあり、今後ますます日本で普及しているツールとの連携が進んでいきそうです。
他にも、製造業や不動産業など業界に特化したテンプレートを準備することで、より早く、簡単に導入できる取り組みも行っていくようです。

ZOHO CRM for Everyoneの発表

今回のイベントで最も力を入れて発表していたツールが、「ZOHO CRM for Everyone」です。
従来、CRMは主に営業チームが利用するものでしたが、カスタマージャーニーに関わる全ての部門が情報を共有することで、CRM/SFAの価値を最大化できると考えられています。
ZOHO CRM for Everyoneは、新しいUXや価格体系を導入したことで、全員が連携しやすくなり、コラボレーションを促進する設計が特徴です。

Zoho Peopleのアップデート

Zoho Peopleはクラウド型の人事管理システムで、採用から入社手続き、勤怠管理、時間管理、人事評価など人事部が必要とする一通りの機能を兼ね備えたツールです。
日本市場向けに法的要件を満たすカスタマイズが進められ、AIを活用した機能も強化される予定です。
たとえば、社員が人事部に相談する際、AIが自動で回答を提供する機能などが追加される予定で、今後ますます期待が高まります。

西日本パートナーの協業ビジネス発表と表彰

パートナー成功事例のセッションでは、3つの事例が発表されました。
その中の一つとして、弊社とONiWA株式会社さん、株式会社etikaさんとで取り組んでいる協業事例を発表させていただきました。
3社＋ZOHOとで取り組んでいる、共同セミナーの開催やパートナー同士の連携などが評価され、Promising Partner of the Yearとして表彰いただきました。

Zoho Japan マニカンダン・タンガラジ社長との直接対談

翌日にはなんとZoho Japan マニカンダン・タンガラジ社長と直接お話しする機会もいただき、Zoho Japanから手厚いサポートをいただいていることの感謝をお伝えすることができました。
また、ZOHOは開発への投資は熱いものの、宣伝広告に予算を掛けないためもう少し認知度を上げる取り組みを行ってほしいとの要望をお伝えさせていただきました。
具体的には、東京でのイベントということで、東京駅にはZOHOの広告が溢れていたため、同じような光景を博多駅でも見たいというお話をしましたので、ZOHOのプロモーションが皆様の目に留まることを期待しています。

このイベントを通して、Zohoが日本市場での成長に真剣に取り組んでいることを強く感じました。今後も引き続き、Zohoの導入支援をする代理店として共に成長していけることを楽しみにしています。

ZOHOLICS Japan  2024 参加レポート