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デザインについて

 
Writter:LCT編集部
2021.01.28

誰に対してのデザインなのか

一口にホームページのデザインといっても曖昧でふわっとしています。
ホームページ全体のデザインを指す時もありバナーやアイコンやテキストのレイアウトを指すときもあります。

一つ一つの細部にこだわることも必要です。

誰に対してのデザインなのか?ホームページのオーナーでも制作者に対してのデザインではいけないのです。
ホームページに訪れる人に対して使いやすく見やすいデザインを意識できているかが重要です。

もちろん、ホームページオーナーのカラー(コーポレートカラーなど)や製品やサービスの持つデザイン的な意味を反映したうえで訪問者が目的に合った情報をすぐにわかりやすく閲覧できるデザインがベストです。

プロモーションサイトでないかぎり一般的なBtoC・BtoBのホームページのレイアウトは最適な配置のルールがいくつかあります。
ホームページの構成(メニュー数や目的)によってルールは変わります。

また、多くのホームページの最終的な目的はコンバージョン(収益)をあげる事です。
コンバージョン(収益)を上げるためホームページの構成を考え、最適な導線を設計し、全体のデザイン、各パーツをルールに則って配置します。

ルールといってもテンプレートではありません。デザイン的な遊びも大事です。

ホームページオーナーがもっともアピールしたい情報が明確なのか?訪問者が探している情報が見つけやすいのか?双方のバランスを考えて意味のあるデザインを実現しましょう。

ホームページのデザインとコンバージョン(収益)の関係性

お洒落なサイトの代表格と言えば、ファッション系のサイトです。
まさに「お洒落の粋」を尽くした、プロ中のプロが腕を競ったコンテンツを用意しています。

フラッシュを多用しており、ホームページの作り方が違います。

例えば、シャネルのホームページにアクセスしてみてください。

誰が見ても「お洒落」ですね。写真も奇麗でカッコイイです。

ですが、はっきり言って、このサイトは「ホームページ経由の売上」にはほとんど貢献していないと思います。

このサイトの目的は、ホームページで商売することではなく、ホームページを通じて「ブランドイメージを高める」ことです。

雑誌やテレビの広告と同じレベルで、おしゃれなブランドをアクセス者にアピールしようとしているのです。

そしてこれができるのは、既に確立されたブランドを持つ大企業だけです。

中小企業・個人事業主の場合は、ほぼ100%、こうしたアプローチは割に合いません。

例えば町の八百屋さんが、何百万円もお金をかけて、銀座の一流宝石店のような内装にしても、その投資に見合う売上を得るのは、ほぼ不可能です。

八百屋さんのお客さんは、内装がお洒落だから買いに来るのではなく、それ以外の理由、例えば商品が良い、価格が安い店長が愛想良い等、
内装以外の理由で買いに来るのです。

ですから内装にお金をかけるよりも、別の所にお金をかけたほうが、投資効果としてははるかに効果が高いわけです。

ホームページも同じです。

いくら「お洒落なデザイン」でコンテンツを並べても、「お客さんをその気」にさせなければ、ホームページで物は売れません。

そしてお客さんをその気にさせるのは、「お洒落さ」ではなく、ホームページを貫く「ストーリー」と、提供されている「情報の質」なのです。

リクトが考えるコンバージョン(収益)の上がるホームページデザインとは?

一般的に、大手のホームページ制作会社というのは、「お洒落な」ホームページを作ることには大変長けています。

でも、お洒落と言うことと、ホームページオーナーの商売につながるというのは別問題。

多くの場合、ホームページ制作会社のホームページ作成を担当する「Webデザイナー」というのは、「経営」や「商売」をしたことがありませんから、当然、ホームページを通じて売上げを立てるというノウハウは乏しいわけです。

ホームページ制作会社の多くは、営業マンとWebデザイナーは担当者が別れています。

そして営業マンは新規のお客さんを獲得し、Webデザイナーはそのお客さんと相談しながら「見栄えの良い」ホームページを作るわけです。

自分で営業しているわけではありませんから、Webデザイナーは「お客さんを開拓する」ホームページの作り方というノウハウは持ち合わせていないのです。

そもそもいくら見栄えが良くても、売上げにつながらなければ、何の価値もありません。

実店舗でも、お金をかけて内装を豪華にすれば「お洒落な店舗」にするのは簡単です。

でもいくらお洒落にして見栄えを良くしても、売上げにつながるかは別問題。ダイソーの100円ショップみたいに、内装にお金をかけなくても、売上げをあげている店舗はたくさんあります。

ホームページも同じなのです。

ホームページのデザインは、「お洒落さ」や「見栄え」より、「中小企業らしさ」で信頼感身近感をだし、相手の知りたい情報を「見つけやすい」ホームページデザインを目指したほうが、商売という観点からは重要となってきます。

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