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紙媒体からホームページに誘導して効果があったのかを確認する方法

 
Writter:山田 修史
2020.09.17

山田修史です。

福岡市のホームページ制作会社リクトに所属してホームページの運用のアドバイスやサポートをやっています。

小さな会社のHP改善案シリーズです。

今回は紙媒体経由の効果測定のお話です。

地域ビジネス(ローカルビジネス)をしているクライアントさんから、

「チラシを撒いて電話で問い合わせが来たら、チラシをみたかは確認できるけど、ホームページ経由だとチラシ経由なのかがわからない。ホームページ経由でも成果として把握できる方法がないか?」

というような相談を受けることがあります。

チラシや紙媒体を経由したホームページのお問い合わせや反響を把握するためのアイデアです。

どうやって知ったか?どうやってホームページにたどり着いたかは大切です。

そのような方に、私がクライアントさんとのテレビ会議時にどこの数値を見て、どういう改善アイデアを提案しているのかをお伝えします。

対象者

  • ホームページを良くしたいけど、どうしていいかわからない方むけの内容
  • Googleアナリティクスを導入していて確認できる方
  • 紙媒体などウェブ以外の販促媒体を使っている方

同業の方は、すでに知っている、よく見かける情報の内容ですよ。

前提としてQRコードを活用しよう。

URLと〇〇で検索としか書いていないチラシや紙媒体の広告なども、まだまだ見かけます。

スマートフォンからはQRコードでの誘導が便利なので忘れずに入れましょう。

その際に、

  • スマートフォンのカメラで読み取ってください。
  • 特設ページはこちら
  • ホームページからのお問い合わせはこちら
  • メールでの問い合わせはこちら

QRコードだけを載せるのではなく、上記のような行動を喚起する文章を記載しておくとQRコードを読み取ってくれる確率があがります。

QRコードの作成

QRコードの作成の仕方がわからないので、作ってほしいという依頼もありますが、インターネット上で手軽に作成できるのでぜひ試してみてください。

おススメは、下記のQRコード作成サイトです。

無料でPNG、JPEG、 EPS形式でダウンロードができます。

QRコードを開発したデンソー関連なので安心感があります。

https://m.qrqrq.com/

独自のアクセス解析もつけれますが、今回はGoogleアナリティクスで計測するのでつかわなくてOK。

URLにパラメータを追加しよう

ホームページのURLをただQRコードにするだけでは、まだ紙媒体経由かどうかはわかりません。

URLにパラメータを追加しないといけません。

URLに追加するパラメータは、目印みたいなものです。

目印をつけて、どこから来たかを判別します。

パラメータを付けたURLはGoogleが提供している下記サイトで作成できます。

https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/

下記の4つを入力すればURLが生成されます。

  • ウェブサイトのURL
  • キャンペーンソース
  • キャンペーンメディア
  • キャンペーン名

入力例)

  • ウェブサイトのURL https://lctmag.media/
  • キャンペーンソース newsletter
  • キャンペーンメディア qr
  • キャンペーン名  summer

と打つと

URL例) https://lctmag.media/?utm_source=newsletter&utm_medium=qr&utm_campaign=summer

上記のようにURLが生成されます。

入力のルールです。

  • ウェブサイトのURL ホームページのURL
  • キャンペーンソース 媒体を英語で newsletter とか DM とかflyer など
  • キャンペーンメディア qr または qrcode
  • キャンペーン名  サービス名、日付など英数字で

生成されたURLをコピーしたらQRコードを作成しましょう。

キャンペーン名を毎月変更して印刷すれば、いつのチラシなのかもわかります。

Googleアナリティクスで確認

パラメータ付きのURLのQRコードを、チラシや紙媒体などに印刷して撒き終えたらあとは、Googleアナリティクスで確認です。

QRコードをスマートフォンで読み込むと、Googleアナリティクスに記録されていますので、そのデータを確認しましょう。

集客→すべてのトラフィック→参照元/メディア

例)

  • 参照元にキャンペーンソースで設定したnewsletter
  • メディアにキャンペーンメディアで設定したqr

newsletter/qr が表示されているかどうかを確認しましょう。

表示されていない場合は、画面右下で表示する行を増やして再度確認をしてみましょう。

それでも表示されていない場合は、残念ながらQRコード経由でホームページにきていません。

表示されていた場合は数値がでているので確認をしてみましょう。

newsletter/qr をクリックすると絞り込めるので、日にちなどの確認がしやすくなります。

またチラシを撒いた日などで、キャンペーン名を複数使い分けているのであれば

集客>キャンペーン>すべてのキャンペーン

で設定したキャンペーン名ごとに数字が確認できます。

Googleアナリティクスの目標設定をしていれば、成果に貢献していたのかもわかります。

これでホームページを見に来てくれた数やお問い合わせがあった数が、わかるようになります。

まとめ

紙媒体経由の効果測定だけでなく、URLにパラメータを付与してGoogleアナリティクスで計測というのは、メールマガジンや看板などでも使えます。

お客さまがどの媒体から来たのか?というのは気になりますよね。

よくみかけるのが、お客さまがどの媒体から来たのかを知るために、お問い合わせフォームで「どこで知りましたか?」という項目です。

お客さまからすればお問い合わせする前に、内容と関係ない質問をされている状態です。

面倒くさくなってお問い合わせフォームから、離脱してしまう原因になりかねません。

可能であれば「パラメータなどを使ったGoogleアナリティクスで計測に置きかえられないのか?」「お問い合わせ後に、聞けないのか?」など置き換えを検討されてみてください。

またお客さまがどの媒体から来たのかがわかれば、効果検証や予算配分の改善につなげられます。

この情報があなたのホームページの改善につながれば幸いです。

チラシの改善や、セミナー、運用サポートの依頼やご相談もお待ちしています。

著者

株式会社リクト プランニング部 マネージャー
山田 修史

保有資格

WACA 認定 上級ウェブ解析士
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー

書籍掲載実績

事例掲載 

あらゆる販促を成功させる「A4」1枚アンケート実践バイブル
 

電子書籍共著 

自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(13)
自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(35)

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